林はるのぶ独白録

西脇市議会議員 林はるのぶのブログページです。

時々、毒吐く録になってる時もあります・・・・
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平成最後の予算案 その4

 前回までは事業についてみてきましたが、今回はもう少し俯瞰してみたいと思います。「財政調整基金」のお話です。

 

 今回の予算は貯金にあたる財政調整基金を13億9,000万円取崩しての、いわゆる「赤字予算編成」です。ちなみにこれが初めてではなく、平成30年度も同じく13億9,000万円取崩してますし、平成29年度は12億6,000万円、平成28年度も9億9,000万円を取り崩して予算を組んでいます。

 

 えっ? 西脇市は毎年黒字だって言ってるやん!

 

 と、驚く市民もいらっしゃるかもしれません。

 

 

 

 今までは、予算で財政調整基金を取崩していても、決算では逆に財政調整基金に積み増しをする黒字決算になっていたのです。

 平成28年度は2億6,000万円、平成29年度は、1億4,000万円を財政調整基金に積み増ししています。

 

 13億円近く取崩す予算が決算で2億円積み増すって、その幅が大きすぎる!それは誤差というには大きすぎる!という指摘はずっとしているんですけどね。

 

 平成30年度は予測では2億円〜4億円の幅で財政調整基金を取崩すことになりそうです。

 財政調整基金を本当に取崩すのは、平成20年以来、実に10年ぶりのことです。

 

 では、財政調整基金を取崩すことは一部の議員がいうように本当に悪なのでしょうか?

 

 北播磨地域各市町の財政調整基金残高一覧(単位:千円)

  標準財政規模 財調基金残高 対適正額比率
西脇市 11,700,090 5,521,333 471.91% H29データ
加東市 11,926,454 6,188,211 518.86% H28データ
小野市 11,508,811 4,298,952 373.54% H28データ
加西市 11,587,169 1,642,049 141.71% H28データ
三木市 18,663,634 2,639,281 141.41% H28データ
多可町 7,639,427 3,321,957 434.84% H28データ

 

 (兵庫県市町要覧から抜粋)西脇市のみ最新の平成29年度決算データ

 

 財政調整基金は標準財政規模の10%程度が適正とされています。法律で決まっているわけでも無いのですが、そう言われています。西脇市の財政調整基金(財調と略しますね、今さらながら)残高は表にあるように55億円超です。適正額が12億円弱なので、4.7倍ほど積んでいることになります。北播磨でも加東市に次いで2番目に貯めこんでいる自治体ですね。

 

 「貯金が多いなんて、結構、結構♪」

 

 と、一般家庭なら喜ぶべきところなのでしょうが・・・・この貯金の原資は税金なのです。

 

 ひとつ考えてみて欲しいのは、私たちが税金を何のために納めているかということです。

 

 所得再配分とかの意味もあるけれど、結局のところ公共サービスを受けるためです。

 

 で、この私たちが払った税金が公共サービスに使われず、貯金に回っているのだとしたら・・・・もっと税金を安くしろよ!という議論になりませんか?

 

 貯金は何のためにあるかといえば、要は使うためにあるのです(不測の事態も含め)

 貯金を積んでばかりでは、税金に見合った適正な公共サービスが行われていないということになります。

 こちらのほうがイケナイことだと私は思うのですが。

 

 また最近、財務省はこの財調に目を付け、「貯金を貯めこむくらいなんだから地方自治体は裕福だ、交付金を減らそう」と言い出しています。非常に危ないです。ただでも交付金は減らされてきているというのに(増えているのは臨時財政対策債分)

 

 昔話をしますと、私が新人議員の1期目の最終年平成12年の財調残高は約29億円くらいで、合併の平成17年は約19億円にまで減っていました。そこから毎年交代で崩したり積んだりしていて、平成21年以降から積みっぱなしです。そして今年度10年ぶりに崩す見込みなのです。

 10年ぶりなので、10年以上在籍していない議員が大半の西脇市議会では泡食うのもわからないでもないですが。

 (財調なんて積むのが当たり前と思っている)

 

 財調は積んだり崩したりが正しいのですよ!

 

 と、私なんかは思うのですけれどもね。

 

 家庭でも、貯金は車とか大きなものを買う時に下ろしますよねぇ?

 それが普通だと思うのですよね。

 

 もちろん、経常経費のみに財調が減っていくと、それは危険です。

 債務超過になりかねません。

 

 財政指数はしっかりみていかなければならないのは言うまでもないのです。

 

 

 

 さて、もっと、色々書こうと思っていたのですが、時間があまりありませんでした。

 

 これにてタイムリミットです。

 

 明日からいよいよ予算委員会。

 

 どのような議論が展開されるのでしょうか。

 

 もちろん、予算審査は決算審査のために行うのですから、施策や事業の成果目標、数値目標をしっかり明らかにしておかないと、後の評価に繋がりません。評価ができないと改善もできませんし、そもそも決算審査そのものの存在意義が問われます。

 

 事業の確認ばかりでなく、政策論議や討議がみたいですね。

 

 「そんな成果目標、数値目標のためにこんなに予算額を使うつもりかっ!」

 

 「そんな事業展開で市民の幸せのために繋がるのかっ!」

 

 なんて、厳しい意見のひとつや二つも見たいものです。

 

 議会とは、行政の監視・評価機関であり、多様な意見の集約機関、政策提案機関、立法機関ですからね!

 

 

 

 

 

 

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