林はるのぶ独白録

西脇市議会議員 林はるのぶのブログページです。

時々、毒吐く録になってる時もあります・・・・
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特定空家など(総務産業常任委員会)

 本日は総務産業常任委員会でした。
 議案は3本だけでしたので、さほど時間はかかりませんでしたが、所管事務に関する議論が夕刻まで長引きました。

 所管事務というと市民のみなさんにはわかりにくいと思いますが、簡単にいうと、現在の「市の課題」「地域の困りごと」などです。

 特に今回は議会と語ろう会等で市民から出された意見がベースですので「困りごと」や「こんなことしたらどうか」という提案が大半です。

■獣害対策
 A地区とC地区では国や市からの補助で鹿柵が設置されているが、間のB地区は補助対象外地域(全額地区負担地域)であるため鹿柵が無い。で、そこからシカやイノシシが山から出てきて、A地区やC地区に被害をもたらしている。

 委員会の議論としては「どうしようもないので様子見」という感じでした(それでいいのか?と思いますけどね)

 実は農作物被害だけでなく、道路や民家にまでシカやイノシシが出てきて、危険でもあるのですが(私も昨年に鹿が車にぶつかるという事故を経験しました)、鹿柵は農林の管轄であり、交通事故や人間に被害をもたらす獣害(神戸ではイノシシに指を噛みちぎられるという事件も発生)に対しては「どこが担当するのかわからない」という市行政の体でした。

 いちおう研究してみるという市行政答弁でしたが・・・・・

 

■特定空家(危険空家)について
 見るからに危険な空家が西脇市にも点在しています。台風や地震で倒壊したり、瓦や木材などで周囲に危険を及ぼす可能性も高い「特定空家」に対して「行政代執行(市が強制的に解体して、解体費用を請求する)」などを含めた措置は取らないでいいのか。

 何とかしてほしいという意見がよく出ます。

 

 市行政としては今のところ行政代執行の措置あるいはそれまでに至る措置は取る気は無いようです。持ち主に対し「ねばり強く交渉して、解体してもらう」ことで対処する意向です。
 また火災等で残った見るからに危険な焼け跡家屋に対しては「あれは家屋では無いので対象外」という認識です。

 「ねばり強く交渉する」ことは大事ですが、それでも解体費用が工面できないとか全く解体しようとする意識の無い持ち主(遠方に住んでいる方が所有者だと往々にしてそういうことも起こりやすい)の場合どうするのか。

 

 空家等対策特別措置法では特定空家に対し「指導・助言」→「勧告」→「命令」→「行政代執行」という流れが明示されていますが、今日の議論を聞く限り、西脇市はやる気は無さそうです。

 お隣の丹波市などでは既に地域住民からの通報により行政代執行が行われた事例もあるようですが。

 

 また「焼け跡家屋」に関して、西脇市は「家屋で無いので対象外」との今日の答弁でしたが、総務省及び国土交通省の見解はそうではありません。
 基本方針のパブリックコメントでのQ&Aでも、建築基準法の目的に基づき、建築物の屋根が適切な管理がなされていない等の理由により崩落等した場合や、工事途中で放棄された場合「建築物でなくなり建築基準法の対象外となるとは解していない」との見解です。

 つまり、「火災により屋根が焼失し柱又は壁のみの状態となっているものや、老朽化の進行により屋根が崩落し、柱又は壁のみの状態となっているものが、周囲の生活環境を著しく悪化させている場合、特措法の対象となるか?」という問いに対する答えは「特措法の対象になる。屋根が崩落する等により建築基準法第2条第一号に規定する建築物の体をなしていない場合についても、特措法第2条第1項の規定による「空家等」に含まれるものと解する。」となります(愛媛県のガイドラインより引用)

 

 今日は休憩中の発言でしたが「焼けた跡の面倒まで市行政が関わらなければならないのか」という市幹部、「そんなものは個人の責任なので市は関知するな」という議員もいました。

 地域住民ではどうしようもない「地域の困りごと」を何とか解決できないかと考えるのが市行政や議会の役割なんではないでしょうか。
 よくTVやニュースでも取り上げられる「ゴミ屋敷問題」にも似たような事象です(法でできないので条例を作って対応する自治体もある)

 というか、今回は特措法の中でも対処できる問題です。
 あるいは著しく保安上危険性が高い場合は、「著しく保安上危険な既存不適格建築物に対する措置(建築基準法第 10 条)」で対処できます。

 

 委員会の中では・・・議員間討議には至りませんでした。基本的な知識が欠如しているので議論にならないとのことでした。

 特定空家のことを委員会で取り上げるアナウンスは1週間以上前からしていて、市行政への質疑確認の時間もとってあるのにです。

 他の議題も全てそうで、1月に再度議員間討議をする時間を設けるそうです。

 

 どうにも準備不足が目立ちます。

 

 私からは他の問題に関しても論点提起しておきました。

 

 1月の議員間討議が活発かつ有意義であることを願うばかりです。

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